好きな音楽2012年5月
最近、ちょっと日本歌曲に興味を持っています。興味を持っていたのに、なぜだか、無風凧的にはかなり「遠い」ジャンルだったのです。
今思うと、日本歌曲を「西洋風の発声法」で歌うということに、違和感があったからだと思います。オペラ(主にはイタリア語、ついでドイツ語)の母音や子音と、日本語の母音子音はまったく違う構成であるにもかかわらず、無理やり西洋風に歌っていたので、好きになれなかったといえるでしょう。
簡単な例で説明すると。昔、無風凧が聴いた時は、極端にいえば「荒城の月」を、
♪ は~るぅ~くぉ~うぉ~るぉ~うぉ~の~ぉ ♪
と歌っていたように思います。しかも、「る」は巻き舌で、「ぉ」は若干くぐもったような声。加えて「子音にアクセントがあるような歌い方」をしていました。だから日本語での
♪ はるこうろうの ♪
と歌っているようには聴こえなかった。ところが。
最近、ちょっと勉強した日本歌曲は、歌い方がまったく違う。まず、子音にアクセントがない。巻き舌もない。声を前面に出すように歌うから、きちんと
♪ はるこうろうの ♪
と、歌っているように聴こえます。これなら、無風凧も日本歌曲が好きになれそうです\\(^.^)//
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とはいえ、、、CDや演奏会で聴く限りにおいては、まだまだ「昔聴いた日本歌曲」の歌い方が多いようで、、、とても残念な気がします。
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