変わらぬ光、誰がためぞ(震災から一年の日に)。
天上影は変わらねど 栄枯は移る世のすがた
土井晩翠作詞、滝廉太郎作曲で有名な「荒城の月」(いま、出回っている楽譜は、山田耕筰による編曲だけど)。その四番の冒頭部です。
無風凧は大分県出身なので、滝廉太郎が作曲したといわれる岡城址のイメージでとらえていたのですが、歌詞を作ったのは土井晩翠。彼は仙台城(青葉城)、もしくは福島の若松城(鶴ヶ城)で構想したと言われています。だから歌詞だけを取り出せば、東北地方を色濃くを表していると言えます。
昨年3月11日の東北大震災で、仙台、福島、、、にかぎらず東北全体のすがたが変わってしまいました。土井晩翠も、まさかこんなに違った世の姿は想定外。栄枯は移ると言っても、一瞬にしてこんなに移ることは想像も出来なかったに違いありません。城跡の荒れ果て以上に、東北は変わってしまい、荒れてしまいました。
天上影(月の光)。月の光は今日も輝いています(月齢18です)。天上影は変わりません。それと同時に、私たちの「思い」は変わりません。復興への思いは、変わることなく、続いています。かつて無風凧が居た神戸も、まだ傷跡はあるものの、復興してきました。東北も必ず、復興します。
東北大震災から丁度一年。被災し命を落とされた方のご冥福を改めてお祈りするとと恩に、被災された総ての方へ、応援の 思い を贈ります。
最後に、もう一度、「荒城の月」から。
変わらぬ光、誰がためぞ(三番の第二フレーズ)。
今は、被災された方の為、と思う無風凧でした。
# 今日の記事を書き始めて、2時46分にUpしようとしてたのですが、頭痛で何も出来なくなりました。その時に頭の中で鳴っていたのが「荒城の月」。頭痛から立ち直り、当初予定してた文章を止めて、一から作り直してUpしました。その為、文章がコナレていません、、、
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