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ランキングについて考える(4)

第3回(コチラ 参照)の最後が少し知り切れになっていたので、今日はその続き。

SR(社会的ランキング)をPR(原始的ランキング)だと思ってしまう(=勘違いしてしまう)こと、皆さんにもありませんか?PRの代りに無意識のうちのSRを使っていること、思い当たりませんか?実際は、PRの「存在を信じて」SRで代用している、というべきかもしれませんけど、無意識のうちに使っていることがよくあります。

例えば、初めての街に行く時こと考えてみてください。どんなカフェでお茶を飲もうか、、、とか考えて、ネットで検索して、ランキングをみる。そして、一番上に載っているお店(もしかしたら2番目かも知れませんが)に入ることにする。こんな経験、ありませんか?

これなどは、まさに「一番おいしいお店」があることを「暗黙のうちに」仮定していて、そのうえで、「ランキングのトップが一番おいしいお店だ」というように、これまた、無意識のうちに関係つけているわけです。もっとも、実際に入るお店は、場所や値段によって、検索結果のランキングでは2番目のお店、3番目のお店に行くことは有るでしょうけど。

このように考えてくると、人々の行動は、すべて「ランキング結果」によって決められているという事が出来るでしょう。もう少し丁寧に書けば、

 (1)人は、PR(原始ランキング)に従って、最良になるように行動を決定する。
 (2)PRが存在しない場合は、SRをPRの代用として無意識に使っている。

といういことが原則にまとめられそうです。経済学では、「経済人仮説(HomoEconomics)」というものがありますが、上記はいわば 「ランキング人仮説(HomoRanking)」です。

(1)の例外は実は存在します。話の本筋にはあまり関係ないので、今回の残りで書いてしまいます。それは、「個人の状況にしたがって是正されたランキング(Corrected Rnaking)」が存在します。大学入学などを考えた場合、自分の成績、親の収入などによって、自分にとってのRanking は、PRとは別の所に存在しますから。これを是正ランキング(CR=Corrected Ranking)と呼びます。今後しばらくは、CRは忘れて、PRとSRだけで話を進めて行きます。

もうひとつリマーク。人は、必ずしも最大効用を求めるだけではない、と言う意味でHomoEconomicsに対する批判がありますが、もちろん、その批判はHomoRankingに対しても、同様の批判は当てはまります。

続きは次回。

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