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ところで4号炉(科学の限界II)。

一昨日、「科学の限界」という記事を書いた(コチラ 参照)。地震をはじめとする自然現象は、まだまだ未知なものが多く、人類の英知では制御・予測できない。加えると、原子力の制御も、まだまだ可能ではない。

原子力発電所は、その原子力を用いて発電を行っている。安定に動作している場合は、すでに人類の制御下あると言って良いだろう。しかし、安定動作以外になった場合の危険さは、東北大震災以降、福島原発で読者の皆さんが感じている通りである。これは、「科学の限界」を超えている、という意味で、人類は真摯に頭を垂れるべきだと思う。

しかし。

科学の範囲で、「絶対」と言えることが一つある。それは、「命あるものは必ず死に、形あるものは必ず崩れる」。これだけは絶対と言ってよい(「命」に関しては、ある種のイソギンチャクで例外っぽいものも見つかっているが)。

この「絶対」の視点で見た時に、福島第一原発4号炉は、、、とても危険な状態にあるといえよう。つまり、放置しておくと、必ず倒壊するのである。倒壊した時に、どれだけの被害が出るか、、、これの予測はまたまた「科学の限界」を越えた問題なので、非常に予測はむずかしいのであるが、少なくとも、「倒壊する→被害が出る」部分だけは、科学の範囲で絶対である。

であれば、「倒壊しないように補強する」もしくは「倒壊しても安全なように補強する」。もし、それらが出来ないようであれば、「倒壊するまでに避難する」ことが、我々の出来る精一杯の努力だと思うのだが、どうだろうか?

科学の限界の外にまで言及することはできない。しかし、「科学の限界内」の事象には最善の施策をしてほしいと切に願う。

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