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「MOT」を考える

最近、日本でも市民権を得てきた感のある「MOT(Management of Technology)」。一般的には、「技術経営」と訳されている。

このMOT について、先日面白い体験(?)をした。

日本でMOTの草分け的な大家の或る教授。彼と話をしていたのだけど、無風凧はどうしても違和感がぬぐえない。話をしているいうちに気がついた。

無風凧は、
  MOT= 「技術」 と 「経営」 の 和集合 (論理演算で言えば or)
と、とらえているのに対して、その大家教授は
  MOT= 「技術」 と 「経営」 の 積集合(論理演算では and)
と考えているようなのだ。

それに気がついて、大家の話を思い起こすと、一つ一つ、納得がいく。教授は、究極的には、
  「技術経営」と言う新しい専門領域が、「経営」や「技術」とは別にある
と主張していると類推できる。例えば、
  技術開発の人材起用は、そこに特化した専門領域があり、
  それは一般的な経営論における人材起用とは異なる
と言っているわけだ。

言葉の定義は、一人ひとり違うものだから、彼がそのように定義していることは否定はしない。しかし、MOTを 学問領域・教育領域 として考えたとき、はたしてそれでよいのだろうか?という新たな疑問が生じた。

というのも。

論理的に and を取ってしまうと、学問領域としては、必ず 狭くなる。
  技術経営の領域 ≦ 技術の領域
   技術経営の領域 ≦ 経営の領域
である。翻って、 技術の分かる経営者 という意味で技術経営 を考えると、論理式では orの演算。領域としては広くなる、結果として
  技術経営の領域 ≧ 技術の領域
  技術経営の領域 ≧ 経営の領域
となることが、言外の意味ではないだろうか?少なくとも、無風凧は、「広くなる」ように話をしていているつもりである。

恐らく、大家である教授も、領域が広くなる、と意図しているに違いない。もしかしたら、それを無風凧が受け止められなかっただけなのかもしれない。しかし、無風凧の印象では、狭くなっていくように話をしている、、、学問の難しさ、もしくは伝えることの難しさ、を改めて感じた。

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