« 寒空の下で | トップページ | 彼は蛾? »

大学講師としての喜び

無風凧は今年、大学の講師をしているのですが。

登録受講生数300人超、実際の聴講数は200人~250人程度でしょうか。居眠りやお喋りする学生もいますが、まずまず真面目な学生が多いと思いようです。

さて、後期(9月以降)。無風凧は少し面白い試みをしています。それは、、、

1)毎回、講義の最後に「課題」を出し、発表者を決めます。発表者には、次の講義中に10分程度の講義(プレゼンテーション)をしてもらいます。

2)発表者と無風凧は、一週間かけて「発表内容」のチェック、講義資料作り、発表原稿作成などをほとんど「める友」状態で作っていきます。

3)発表当日は、発表者が10分程度の講義を行い、無風凧がその補足や解説をする。

という流れになっています。無風凧としては、単なる座学ではない、双方向コミュニケーションのある講義にしたくて、このような試みを思いつきました。日本人の特性でしょうか、当初はなかなか希望者がみつからなくて「空振りに終わるかな」と思っていましたが、意外と続いて今日に至っています。

まず驚いたのは、学生の発表だと、私語が減る、ということ。無風凧の講義より、真剣に聴いているようです、、、嬉しいような、でもちょっと悔しい気もします。

発表をした学生は、当然ではありますがそのトピックについてはかなり専門的に勉強します。それが、自信につながるのでしょう、発表翌週以降の「発言」「態度」に余裕が生まれます。前期は「成績不良者」だったのに、気がついたら「優秀者の常連」という学生もいます。これは、講師としては「とっても嬉しい」ことです。

加えて、先日はこんなメールが届きました。要約ですが、、、

「 300人教室で講義をするなど、この機会がなければ、一生出来なかったでしょう。この経験は、就職面接にも生かすことが出来ました。就職活動する人に、是非ススメたい」。

これは、ある意味では望外の喜びです。

|

« 寒空の下で | トップページ | 彼は蛾? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 寒空の下で | トップページ | 彼は蛾? »