役職と能力と給料の関係
先週末の大阪のW選挙で、大阪維新の会は、圧勝。橋本*市長*が誕生しました。
橋本さんが早速大阪改革に乗り出しているのが報じられています。
「給与体系はすぐに改革に着手する。」
「維新が市長選公約で掲げた給与制度改革は、〈1〉局長など幹部職員に「定額制」を導入〈2〉階級が下なのに、上の職員より高給を得ている状態の改善〈3〉現業職員の給与を民間の同職種程度に――の3本柱。」
(出典はコチラ )
大阪の為に頑張ってほしいと思いますし、公約も分からないわけではないですが。しかし、上記の<2>に関して言えば、大きな疑問があります。それは、、、
階級が上の職員が、下の職員よりも、良い仕事・成果を出している。
ということが前提に無ければ、公約<2>は納得できない方が多いのではないか、ということ。読者のみなさんの経験で、上の人よりも「仕事が出来る下の人」って、いませんか?それを考えると、公約<2>には無風凧的には賛同できないものがあります。
加えて、昇進のシステムにも疑問が残ります。成果型の昇進であれば、まだすくわれるのですが、今の日本は「失敗しない者」が昇進する傾向にあります。言い換えれば、凡庸で事なかれ主義の方が昇進しやすい(組織戦略の考え方、沼上幹、ちくま新書、ほか)。これは何を言っているかと言うと、実行力があり、新しいことにチャレンジする人は昇進しない、ということを意味しています。今、大阪に求められる「維新を推進する人」ほど、昇進しない、という矛盾をはらむことになります。(もしくは、仲良しコミュニティ化し、そのメンバーだけが重用されるほうになるでしょう。)
まだまだ色々ありますが、、、今日はここまで。
無風凧は、高校時代に神戸・大阪にいました。当時の大阪に比べ、確かに今の大阪は「活気がない」と感じます。橋本さんに頑張ってほしい気持ちは、人一倍であることを付け加えておきます。
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