アナログ停波
もうすぐ、TVのアナログ放送が終了する。日本のテレビ放送の開始をどの日にするかは、諸説あるだろうけど、1953年のNHKによる本放送開始として、それから58年の幕を閉じる。
無風凧は、十数年前に放送関連の業務をしていた。その頃、デジタル放送の規格決めなどおこなった。MHEGからBMLへ、一夜にして方針が変わったことなど、昨日のことのように思い出す(一部の超業界人にしか解らない話かもしれない)。
当時から、「いつアナログ停波するか」は非常に重要な案件だった。2010は早い、2011にしよう、、、と紆余曲折があった。しかし、結果として2011年で良かったのかもしれない。不謹慎を覚悟で書けば、今は東北大震災以降の大混乱の時期。だからテレビ放送の切り替えの問題が、あまり表に出てこない。福島原発や被災の話題が大きいし、内閣も混迷を極めているから、優先順位が低いのだろう。本来なら、格好の「週刊誌ネタ」だったと思われるのだけど。去年停波だったら、鳩山→菅の首相交代よりも、紙面をにぎわしていたかもしれない。
スカイツリーのお披露目も来年の5月に行われる。 テレビ新時代、がやってくる。
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