好きな音楽2011年5月
無風凧は、ショパンはあまり聴きません。手元に数百枚のクラシック系のCDがありますが、ショパンのCDは2枚しかありません。その一枚は、友人に貰った「舟歌」のCD、もう一枚はRCAのルビンシュタインのCD。この事実からも無風凧はあまりショパンの演奏が好きでないことが分かります。(注: 曲が嫌いなのではありません。演奏された録音に、気に入るものが無い、ということです。)
そのショパンのCDの中でも、ルビンシュタインの弾く「ポロネーズ:英雄」だけは好きな演奏。無風凧のコレクションはRCA版です。全体スケールの大きさ、楽譜への忠実さ、その中で肩の力を抜いたようなニュアンス。演奏に余裕を感じさせる名演だと思っています。
ところが。
渋谷にある名曲喫茶「ライオン」で仕事をしていると、英雄がかかりました。
「あれ、誰の演奏だろう? さっぱりしていて無風凧の好きなルビンシュタイン演奏に勝るとも劣らないぞ!」
演奏を確認すると、1951年(だったかな?)のルビンシュタインの録音でした。上述したRCA版に比べると、遊びが少なくさっぱりした感じがします。ちょっと軽い(良い意味で)演奏で、ポーランドの民族音楽としての「ポロネーズ」を念頭に置くと、コチラの方がポーランド的なのかもしれない、と思わせました。
| 固定リンク
« ポカ | トップページ | ママが居ぬ間の会話 »
コメント