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日本は経済戦争の敗者なのか?

つい先日、友人と食事をしていた時のこと。

 「今度、会社の方針でTOEICを受けることになったんだ。850点取らないと管理職は降格らしい」

と真っ青。

最近、このような話をよく聞きます。日本国内での「英語公用語化」が進んでいるように感じます。たとえば、楽天は、「2012年までに英語を社内公用語にする」と報道されているように(7/1のNewsweek参照)。

経済が国際化し、昔よりも情報収集や議論に英語が必要になってきたことは無風凧も実感しています。日本において、英語はすでに常識になりつつあるのでしょう。

ここで思い出す話があります。教科書で「最後の授業(A.ドーデ)」を読んだ方は多いのではないでしょうか?(内容をご存知ない方は、是非一度お読みください。wikiでもあらすじは判ります)。

国が戦争に敗れ、翌日からは国語(この場合はフランス語)の授業ができなくなる。占領されたら、もちろん戦勝国の言葉を使うことになります。その最後の授業で、国語の先生は「フランス万歳!」と黒板に書いて、教室を出て行きます。

同様の例は、梅原猛著「日本文化論」にも挙げられており、
  「明治維新以降の国策として西洋「文明技術」に追い付け追い越せ、の為に英語と数学を重要視したが、その際に忘れ去られたものが国語である」
となっています。(日本文化論については、3/17の記事も参照)

今。日本は公用語として英語を受け入れる風潮があります。武力戦争で負けたわけではないのに、既に経済戦争の敗者なのか。それとも、その経済戦争に勝つための武器として、明治政府と同じような過ちを犯そうとしているのか。

その結論は未来の方が判断してくれるでしょう。しかし、日本人が日本人である一つの証左として、「日本語公用語」は忘れないでほしいと願う次第です。

追記:
くどいようですが、英語公用語への抵抗を一つの例で示します。

貴方が日本人だとして、リンゴ(Apple) と聞くと、何を思い浮かべますか? 最初にアダムとイブの話を思い出す方、どれくらいいるでしょうか?それよりは、美空ひばりさんのリンゴ追分を思い出す方や、「青森県」を思い出す方の方が多いのではないでしょうか? 英語を公用語化し、国際化するということは、「リンゴ=Apple」という言葉で思い浮かべる内容を、西洋人と同じにしていく、ということを示しています。つまり、日本語の文化がなくなってしまうということなのです。

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