携帯メールによる情報伝達に関する一考察(コネタマ参加中!)
携帯メール。
現在の文明社会の中で、既に「無くては生活が成り立たない」と言っても過言ではないほど、コミュニケーションの一端を担っていることには、異論はないと思う。
元来、「手紙」で行っていた遠隔地コミュニケーションが、電信・電報になり電話になり、FAX(TELEX)、携帯電話、PCメール、そして携帯メールと進化していった。その進化には技術革新があったと共に、各々の特徴のために、一般に受け入れられるようになった。使用目的も、「緊急連絡」に相当するものを端緒とし、最近では「日常の親和・交流」のための情報共有まで、さまざまな側面を持ち、情報内容の多様化がなされている。
このような中、携帯メールが本来担うべき役割を、他のコミュニケーション手段との違いから列挙してみると、以下のようになる。
1) ケータイが常に身近にあるという前提のもとには、「最も受け手に近い場所」への情報伝達が可能である。(固定電話、PCメールではこうはいかない)
2) 1)と同様の意味ではあるが、ケータイ通話(以下Voice)と同程度に即時性を持つことが可能である。
3) ただし、Voiceが「受信者がその場で対応すること」が必然であり、送信側・受信側の双方の時間を同時に拘束するのに対し、携帯メールは「受け取り側の即時応答を要求しない」前提においては、両者を同時に拘束する必要が無い。
4) 文字であるので、Voiceと異なり、再現性を持つとともに、1対多の情報伝達が可能である(PCメールも同様)。
上記の特性を考えると、
送信側のDemandが最も高い時に送ることが可能であり、
受信側の都合のよい時に受け取ることが可能である
のが携帯メールによるコミュニケーション手段の特徴であると考えられる。言い換えれば、
「送信側にとって、受信者が出来るだけ早く気がついてくれれば、それで十分」
という情報にこそ、携帯メールの特性が現れるといえよう。(なぜすぐに返信しないんだ!という主張をしたい場合は、通話というコミュニケーションで同時に時間を拘束するVoiceを使うべきでしょう。)
このように考えると、、「たとえば寝ている時間に携帯メールははやめてほしい」というのは、「受け手側のリテラシーに依存すること」であるといえるのではないだろうか?。つまり、寝ているときに受信したくないなら、メール着信音量を0にするとかバイブレーションを解除するとか、などの手段を選べば良い。
結論: 携帯メールは送信者にとっては24時間送信可能であり、受け手の操作により受信時間や環境を最適化するのが良いと考えます。
ちなみに、無風凧は24時間メールOKです。
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