オーバーヘッド型スキャナー

オーバーヘッド型のスキャナを実装しました。

以前は、ScanSnapのオーバーヘッド型を使っていたのですが、今回は違うメーカー。

オーバーヘッド型で、画像補正(つまり、見開きの深い部分)の補正ができる、との触れ込みのモデルを購入したのですが。

随分癖があるようで、、、というか、補正はあまり正確には出来ない。できないというよりは、まったく違うデータになってしまうことがある。例えば、ページの一部分だけをとりだしてしまう、など。

いわゆるスキャナと違い、毎回「裏返しにしない」分、効率的ではありますが、その分チェックに時間がかかるかも、、、で残念です。サンワサプライさん。

| | コメント (0)

適正価格幻想

お米の価格が下がりません。今は、5Kgあたり4500円~5000円というところでしょうか。1年前の2倍以上、ですね。

ところで、ネットなどで「お米の適正価格」という言葉が出てきますが、それは幾らのことを指しているのでしょうか?

いつも不思議に思っています。

官製価格?それとも需要と供給の均衡価格? 農家の言い値? 、、、、

まずそれを議論してから適正価格を論じなければ、堂々めぐるをするだけ、です。

まずは、仮決めで良いので、何が適正価格なのか、を議論してみませんか?

| | コメント (0)

図書館にて

日曜日。公共図書館で目にした光景。

多動症っぽい子が、本を読んでいる。本人は黙読しているつもりのようだが、声が出ている。図書館職員が「声を出さないように」と注意し、本人もそのつもりのようだけど、やっぱり声が出ている。

「サンデル先生の白熱教室」ではないですが、これは非常に難しい問題だと無風凧は思います。

図書館は静かにするもの、というのは、コンセンサスが取れていることでしょうし、図書館の注意書きにも大概「静かに本を読みましょう」と書いてある。

その意味では、音読がNGになるのは当然と言えば当然。でも、上記の子の場合は、ワザと声を出しているのではない。ある意味では病気で自分のコントロールできる意識の*外*で声が出ている。憲法に謳う「法の下の平等」を考えれば、この子にも本を読む権利がある。さあ、どうすれば良い?

かつて、

無風凧が聴きに行ったクラシックの演奏会で、やはり感動した子が「素晴らし演奏だ」と、会場内の逢う人逢う人に話しかけ、警備員の連れ出されたことがありましたが、その子も、やはり多動症のようで、自分の感情を抑えきれない。でも、その子が「音楽を聴く機会」を奪ってよいのか、と言われると、おそらく大多数の方は、NOと答えるでしょう。

多勢に無勢、ではないですが、ルールは最大多数の最大幸福、になるように決められています。法律も、無風凧の知る限りは、最大多数の最大幸福の原理、つまり多数決原理で決められています。その場合、少数意見は無視されてしまします。

上述の二人の子の「感動」「向学心」を助けるために、私たちは何ができるでしょうか。21世紀最大の難問の1つです。

| | コメント (0)

狙え!三段リーグの竜王(今週の将棋ネタ20250517)

今週は、何といっても山下三段の竜王戦トーナメント入り!でしょう。

奨励会に居ながら来期は竜王戦4組。、、もっとも、次点二回ということでフリークラス入りする可能性も高いとは思っていますが、、、は確定。

それよりも夢のある話は、「あと3人勝ち抜き(3連勝)で竜王戦1組昇格」「本戦4勝でで竜王」です。今期中に竜王になったとすると、奨励会に居ながらにしてタイトル保持者。たしか、竜王戦は、

竜王位1期で8段、2期で9段

という規定があったと記憶するので、もしかすると、史上初の「三段の次は9段」という棋士が生まれる可能性があります!

わくわくしてきませんか?無風凧はワクワクしています。こんな奇跡を目にするかもしれません。長生きはするものです。山下三段、頑張れ!

| | コメント (0)

河合塾のスト

面白い記事が飛び込んできました。河合塾の講師が、ストを行った、というものです(コチラ など参照)。

予備校業界も、大学の非常勤講師も、同じような話が続いているなあ、、、というのが無風凧の感想ですが、「スト」まで行くと、あっぱれ!という感じがします。

教育・学校業界は、サービス産業化している、というのが背景にあるのでしょう。その上で、時給換算の「労働者」になっている。ある意味でのエッセンシャル・ワーカー化だと言っても、当たらずとも遠からず。

こうなってくると、学校経営者にしてみれば、「客寄せパンダ」的なインフルエンサー教員以外は、時間(講義コマ)を埋めてくれればそれで充分のワーカーです。だから、できるだけ「安価に買いたたく」ことになります。

例えば、10人のクラスの講義でも、400人クラスの講義でも、コマ単価は変わらない。予備校業界は、採点や単位認定という業務がありませんから、人数の違いはその場集中力等の違い(多い人数の前で話すのは、それなりに集中力、スキル、慣れ、などが必要)で、外からみた時間は変わりません。講義準備時間を入れて、最低時給を下回ることは、多分ない、というレベルでしょうか。

大学の教員は、試験や単位認定がありますが、このような「講義外」の業務に対価は支払われないことが多いですから、結局大教室でやると「時間単価」も下がってしまう勘定になります。それも、「労働組合」が無いので、交渉の余地すらない、というのが実情のようです。友人の非常勤講師の場合、完全に最低時給を下回っている、と愚痴をいつも聞かされています。

その上、「人質司法」ではないですが、「学生(教え子)の不利益は避ける」という教員の本能を利用して、「学生人質」的な経営がまかり通っています。なんだかなあ、、、、と思います。

そのような背景で、河合塾の講師がストを行う事が出来たのは、ある意味で「恵まれている」というのも本音。大学非常勤や理研の雇止めに比べれば、まだ「手が打てる」だけ、恵まれているな、と思うのです。

| | コメント (0)

議長選挙21回

面白い記事を発見しました。記事のタイトルは、

”議長選21回やっても決まらず… 「採決で不利に」と当選しても辞退の繰り返し 多古町議会で異例の事態(コチラ 参照) ”

千葉県の多古町議会での話です。

要は、町議の数が、町長派と反町長派で同数。議長を出した方が、「採決の際に一票少なくなる(議長は、議決投票権が無い)」ためです。

実は、記事にはしていませんでしたが、これはいつ起きても不思議ではない事象です。これを回避するのは、定数を奇数にしておくしか方法は有りません。でも、定数を奇数にして、最大派閥から議長を出すようにしても、当日、投票者の一人が病欠するなどのアクシデントがあれば、議決はひっくり返ります。たとえば、町議が3人で、2人派閥と1人派閥に分かれてる場合、2人派閥から議長を出すということになりますが、2人派閥の町議が体調不良で欠席した場合、一人派閥の独壇場!ということになるわけです。

とはいえ、21回連続というのは、さすがに、、、と思いますし、記事によると、くじ引きをしても「辞退」することによって結局決定せず、とのことですから、ずい分険悪な町長派と反町長派なんでしょうね。

無風凧は、選挙における(正しくは議会制民主主義における)派閥(党)の存在を変える事しか、解決方法はない、と結論しています。一人一人の議員が、町民の声と己の信念にのみ従った投票を行うようにしなければ、解決できません。

ということで。

多古町議のみなさま、町長派とか反町長派に関係なく、町民のための行政をお願いします。

| | コメント (0)

ある友人の教授の話

とある教授から、愚痴のチャットが届きました。曰く、

「何も分かっていない若造教授が、盾ついてきて煩い。」

昔気質の教授は、他の教授の講義を参観することは失礼、と感じる方もいらっしゃるとか。でも、友人教授は、積極的に自部の講義を後輩教授に公開しています。その中で指摘されたのでしょう。

学派による論争は、昔から後を絶ちませんが、上記の「盾つき」は、若造教授氏の思い違いか理解違いであろうと、無風凧も思う程の初歩的な勘違い。ちょっと恥ずかしいレベルです。念のために、今は若造教授氏の主張する学説もあるのか調べてみましたが、少なくともメジャーな学説には無い。大学教員として、持論を掲げることは悪い事ではないのですが、エビデンス無しの主張(というか、現象とは逆の結論を導き出す主張)は、戴けません。教育者としての友人教授氏の愚痴は当然至極、だと感じました。

若造教授氏の「勘違い」で合ってくれることを祈ります。友人教授氏の溜飲が、早く下がることも祈っています。

| | コメント (0)

三日続けて教科書ネタ

さらに、久しぶりのBookOffネタが続きます(実際は30分もいなかったのですけどね)。

今回は数学の教科書の話。

BookOffに売っている大学以上向けの数学の教科書と、一般的な書店(例えば三省堂)で売っている教科書は、種類が異なります。それは、既にこのブログでも書いたような記憶があります。(物理のテキストで書いたのかもしれない)。

最近、研究が学問の進化・深化により、教科書事態も最新の情報を入れたものも、沢山出版されていますし、いわゆる定番の教科書は復刻されて一般書店には並んでいます。

そのような教科書が、BookOffには少ない、というか、ほぼ皆無。良い意味でいえば分かりやすさを追求した、教科書、悪く言えば、これが大学の教科書?というようなものが並んでいることが多い(この記述は、炎上するかもしれませんね)。文理融合や、推薦入試が増えて、数学教育のレベルが下がったことの証左ではないでしょうか。「手にした教科書を売ってしまう=二度と使わない」という事でしょうから、そのレベルの教科書ですらもう使わない、という事なのでしょう。定番の教科書は、昔に比べるとビックリするほど値上がりしていますが、BookOffには出てこない=売る人が少ない。

いま、IT人材不足で猫も杓子もIT教育と叫んでいますが、付け焼刃で何とかなるものではないことは皆さまご推察の通り。底上げも必要かもしれませんが、吹きこぼれ対策と、中央値や最頻値の向上(平均値ではなく)を目指して欲しいものです。

BookOffで平積みされていた「大学生向け数学の教科書」が、とても可哀そうに思えました。

| | コメント (0)

«昨日の話の続き。